夜勤専従のメリット・デメリットについて

24時間にわたって介護サービスを提供している施設では、職員は日勤と夜勤を繰り返しながら働きます。しかし、不規則な生活が続くので体調を崩す、子育てなどで夜勤ができないというケースもあります。夜勤人員が常に不足しているので、介護業界では夜勤専従スタッフの求人が増えています。夜勤専従とはその名の通り、日勤は行わず、夜勤のみの勤務をするスタッフです。

一般の介護職員は夜勤で疲れがたまっていても、日勤を頑張らなければいけません。夜勤専従ではそのような必要がないので、体調管理がしやすいのがメリットです。とはいえ、昼と夜が逆転する生活です。日勤のみの勤務に比べると体内時計が狂いやすいので、体調管理をしっかりと行いましょう。

また、深夜の労働は割増賃金となりますから、高収入が得られます。それを励みに、仕事を頑張る人も多いようです。

深夜勤務では、従業員を連日にわたって働かせることは禁じられています。夜勤専従の1か月当たりの出勤日は、10日~11日までと決められおり、月のうち3分の1だけ出勤すればいいのも魅力です。

注意しなければならないのは、夜勤はスタッフの人数が極端に少なくなることです。自分の判断で何事も行う必要があるので、介護の専門知識を一通り身に付けていないと、緊急事態に対応できないこともあります。的確な判断力、状況に合わせた柔軟な対応力も求められます。介護の仕事に慣れていない方は、初心者や未経験者への研修制度を設けている職場を探してみましょう。